今年も長期間の断食をやりました。
いわゆる本断食。水断食ともいい、水だけを口にして期間を過ごす断食です。
危険が伴うので、こういう行為は安易にやるべきではないし、ましてや絶対にオススメできるものではないのですが、これまで1日断食や3日断食、そして5~7日断食などを経験してきました。
そして去年1月末頃には30日断食を行っています。
このときにも水だけしかとらない本断食です。
しかし今年は30日ではなく、21日つまり3週間で本断食を終えています。
なぜかというと、途中で去年よりも本当に命の危険を感じたからです。
どんな風に危険を感じたのか?
今回はこの断食の経験です。
今回の断食では昨年以上に命の危険を感じる!?
下の他の記事にも書いていますが、去年も同じ時期にこの本断食を行い、30日間を水だけで過ごしました。
今年はタイトルにもあるとおりで、去年の30日より短い3週間、21日の断食で、水飲みを摂取するという水断食(本断食)でした。
去年は30日だったから、今年はできたらそれよりももっと長期間を目指そうか?
そういう思考もありました。
本来的に断食というのは、下方にも書きましたが健康に寄与すること、健康の維持や増進のためです。
だからいたずらに断食の日数を競って行くのは問題が多いと言えるはずです。
ただ、長い断食になるほどに健康への効果がより期待できるのではないか?という考え方もあったので、「やれたらやってみよう」という意思がありました。繰り返しますが安易にこういう思考に走るのは危険が伴うので、やはり絶対にオススメは出来ないです。
というわけでいつも長期の断食を行う際に、私はいつも「命のやりとりとなる危険」というのを決意に含めます。
ところが今年は実際に行ってみたところ、体力の衰えが去年よりもはるかに急激でした。
正直な話、今回は命の危険を本当に感じてしまい、大事をとって早めに切り上げたというわけです。
ということで、実際にどうなったか?
覚え書きのような日記になりましたが、日数を飛び飛びにしつつ、時系列でさっそく語ってみます。
断食8日
手の甲の痒い発疹が断食前からあったが、徐々に緩和中。
今ではかゆみも収まって跡が残っているという状態。
鼻の下の発疹も、数日前にはずいぶん腫れていたのが今ではかなり収まり、気にならなくなった。
大事をとって午前中、皮膚科で診療。
ホントに大事がなかったようで、かゆみ止めのクリームをもらってそれで済んだ。
気になるのは腰痛。
7日朝も、腰の痛みで目が覚めたというほどの感じ。
ただ朝起きる時間はそれでも平時より遅まっていて、7日朝は8時、6日朝は9時半まで眠っていた。
他、多少の動悸が増しているのを現在自覚。去年と同じ事になりつつあるのを感じる。
断食の好転反応の一種で、他にも発熱や腹痛、思い場合は吐き気や頭痛なども伴うことが知られている。
自分の場合、去年も同じだったがこの動悸がある意味定番で、断食日数を重ねるつれてひどくなるが、そのピークを過ぎると落ち着いてくるので、今年もそれを期待。
ただ今の体重、ご覧のとおり。
立ち上がったらクラクラ😵💫するようになってきた。
運動としては貧乏ゆすりや寝ながらの腰ストレッチは出来るが、ベンチプレスやエアロバイクはもうムリ。
昨日は庭の端から端までを20往復、それを2セット行っていたものの、今日は強くてためたい風が止まず、晴天でも体感温度はかなりの低さ。
このため庭に出歩くのも億劫になって引きこもっていた。
夜中5時に目覚めると、鼻の奥に鼻ダレが詰まって不快。
昨日の朝では鼻の奥がややびりついていたので、その流れかと考えた。
昨日は朝起きる前にタイマー仕掛けでエアコンを5時から起動するよう操作しておいたが、風量は強にしてあり、加湿器は止めていたままで、その結果室内が過度に乾燥してしまったのかもしれない。
これを懸念して昨晩はエアコンのタイマーをやめていた。上記の鼻ダレを流しで吐き出した後も、加湿器のみ稼働させてエアコンはやめておいた。
その後また寝直して今朝は8時に目覚めたが、鼻ダレもどうやらなくなって不快感はない。
問題は所用を作って午前中2時間もパソコン作業を続けてしまい、久しぶりで外出して200メートルほどの散歩、そしてしゃがみ込んで庭作業、午後は紙のマンガを読んでいたが、これが身体に答えたらしい。
立ちくらみがかなり本格で、耳もキーンとなりような気が。
立ったままでも立ちくらみがしそうで、その後布団でじっとしていたものの、やはり軽い目眩状態を覚え、かつ動悸が間欠的に。
マーラーの大地の歌を全編寝ながら聴いたあと、どうにか落ち着いた。
パソコンで余計な作業を控えて、本とかも読まない方が良さそうだ。
目を使う作業もほどほどにしないと、確かに疲労がたまって余計なエネルギー消費に繋がると悟り、去年のようにただ寝ながら音楽でも聴いて過ごすのが良いと感じた。
朝9時、宿便が出た⁉️
去年よりも10日ほど早く出たため、驚きと想定外。
去年の20日目頃のウサギのフンのような量ではなく、下痢気味ながら相当量。
数日前からスカスカ、ガスっていたが、あれも便通の兆候だったらしい。
断食の予定を変える必要がありそうだが、とりあえず様子見および新勝寺の江戸時代に倣って明日21日目までは続行するつもり。
朝8時過ぎにお湯に黒糖と少量の粗塩を入れて飲む。
また昼1時には黒糖生姜湯に粗塩を少量入れて飲んだ。
いつもよりも一回り味を薄くしたはずだが恐しく濃く感じてしまう。
しかもかなり不味い。
舌の味覚が長い断食でリセットされてしまっているようで、去年の30日断食後に食べたリンゴがまるで砂糖の塊のようなとんでもない甘さに感じたのとおなじだった。
回復食は朝11時頃、レトルト白粥を1パックすりおろして、具なし味噌汁に梅干し、黒糖入り味噌少量。
去年30日断食の1日目よりも多いが、食後の体調に不具合はない。このペースでいけそうだ。
(以下、スマホに打ち込んだ文のコピペです。)
本日は昨日までの断食が終わってようやく回復食❤️🩹です。
21日間、水だけで過ごしました。
本断食です。
体重は開始時よりも8㎏くらいは減っていて、手の甲もそれなりに肉が落ちました。
(私の勘違いで、実際にはもっと体重は落ちています)
重湯、具なしの味噌汁、梅干しと黒糖入り味噌。
朝11時と夕方5時の2回で、夕方はこれに大根おろしをつけてます。
朝8時には黒糖に粗塩を足してお湯に入れて飲みましたが、いつもなら濃すぎるとは思えない甘さにしてみたところ、もっのすごく濃い、甘過ぎ‼️⁉️😨😬❓
去年も断食30日を明けた際、りんご一個🍎丸かじりしたらまるでりんごの形の砂糖でもあるかのようにとんでもない甘さ😨だった経験がオーバーラップしました。
断食で水ばかりを20日30日続けていると、下の味覚がリセットしてしまい、ちょっとので味でも過敏になってしまうようですね。😬
ところで今回、21日に及ぶ水断食(本断食)でも当初は去年の30日は続けようとしていましたが、去年と異なり身体の衰弱がずいぶんキツくなりました。
それで当初の予定を変えて短くしました。
ハッキリ言って去年の30日の方が体調に余裕がありました。😰
去年は30日間近期頃でさえあり得ませんでしたが、吐き気を感じたり、立っているだけでも視界が異常に。😱
立ち上がると瞬間に真っ黄色な視界となり、😵💫足元もあわやとなりました。🤯
10日目あたりを過ぎたらおさまっていた動悸が数日後にはぶり返しています。
そして20日目に宿便。
去年には29日目だったので想定外😧でした。
ところがその宿便のせいなのか、余計に体がしんどくなり、仮にこのまま30日まで続けたら、起き出すことさえ無理では?
そうなったら断食を続けるどころか、終いには身動きも取れなくなってしまい、命の危険にさらされる恐れさえある!?
という危険が冗談ではなくなり、本気で考えました。
そこで考えたのは、いずれにせよ断食の大きな目的のひとつである宿便はクリアしている。
そして、今の状態を見れば去年よりもかなり体調に不安がありすぎる!
このため、今回は宿便の翌る日まで続けた21日、3週間で終わる事にしました。
そんなわけで今回は結局、江戸時代の成田山新勝寺の断食日数と同じでしたが、予定よりも日数を短縮したとはいえ、自分の体力的な限界点を経験できた、ということて大変な中での収穫だったと感じます。
正直な話、去年の30日断食の方がまだ体力にも余裕がありましたし、強引にやろうと思えば30日を超えて35日、あるいは40日の本断食も可能だったかもしれません。
今回の経験で感じたのは、断食はそのときどきの体調に左右されることがあるようです。
今年の場合は去年と異なり、正月明けはなるべく食べ過ぎないように気を遣い、また一週一回の断食も継続していたところもあります。
だから今年は、この3週間の長期間の本断食に入る前からそこそこの断食生活をしていた、それが響いていたのかも胃しれません。
そいういふうにマルとしたいです。
ということで、その後の回復食、それから普通食に徐々に戻りました。
3週間という期間、水しか口にしませんでしたが、こういった「食事をしない生活」というのは、よくよく考えれば社会が経済を回す仕組みと逆行しているところがあるかも知れません。
国民にものを買って食べてもらう、それでお金を取って経済を回す。
それがごくごく大まかな社会の仕組みなので、私の様に何も買って食べないまま長期間を過ごすなどというのは逆にそういう経済活動にはマイナスかもしれません。
テレビやネットを見れば所狭しと広告があります。
そして何でもかんでも
「買って食べろ、飲め」
「買って使え、消費しろ」
です。
そのような社会構造に医療の専門家の立場から異を唱え、同時に健康上の効果を大きく上げているのが、鶴見医師だったり石原医師なのかもしれませんね。
私の断食の目的は健康維持増進
何度も言いますが興味本位で行おうとするのは決してオススメできませんし、それなりに健康上の効果は見込めるものの、間違ったやり方をするとそれこそ逆に命の危険にかかわります。
私も断食をやる理由は健康維持、増進のためですが、それなりに専門医や専門家の著書を読み返し、自分なりに慎重に計画を立てながら断食を進めてきました。
ですが危険を伴うのは同じはずですし、私も人には軽挙にオススメするのは控えています。
石原結實医師の著書から1日1食のノウハウを取得
なお、上の断食行為と並行しながら、毎日の食事はこの2年間、1日1食に限定しています。
これも同じく健康維持などの目的になります。
他の記事と内容は重複しますが、断食もこういう1日1食も基本的に石原結實医師の著書、そして石原先生が所長として長年運営している断食サナトリウム、「ヒポクラティック・サナトリウム」での断食体験を過ごした経験がベースとなっています。
おわりに 長期本断食を年一回行うことを目的に
そういうわけで私は、特に断食治療に携わる専門医の著書などを購読2021年当初あたりから食生活を大幅に変えてみています。
他の記事でも触れていますが、その一つは一日一食。
そしてもう一つは断食を行うこと。
さらにその断食について、以下の三つのパターンを取り入れています。
週一日の断食(ジュース断食もアリ)
月一回、5~7日の断食(同上)
年一回、30日前後の断食(本断食)
上記のうち、年一回の長期断食についてはあくまでも本断食を通すようにし、他の断食ではその都度の事情や希望にあわせてジュース断食にしたりしています。
また、年一回の長期断食はまだ断食経験をスタートしたのが2年前ということで、今回を含めてまだ2回ほどしか行っていません。
そういうわけで、この年一回の長期断食は、今後も体力が十分な限りは続ける予定でいます。
本来的には3日を越えるような長い断食を行う際には、絶対に専門の医師や監督者にフォローしてもらうべきですが、私の場合はそういうわけで、石原結實医師の主催するヒポクラティック・サナトリウムでじかに体験し、かつまたそうした専門医の著書を見ながら食生活を変えてみています。
その効果は、これも他の記事でも書いたとおり十分すぎるものを得たと思いますし、実際こういう食生活を変えてみたところ、以前のような寒い季節に恒例だった風邪や花粉症もずいぶん影を潜めましたし、毎日の寝付きもダントツでよくなりました。
立ちくらみもなくなりましたし、一番信じられないこととして、こめかみにあったイボがいつの間にか消えています。
こういった私の実体験をどう受け止めるか、いつもいうように、専門的な医学の領域のことなので、素人の私は足を踏み入れることなど不可能です。
決して安易に断食をオススメしないのもそのようなグラウンドが基盤だからです。
あくまでもそれは医療専門家の正しい意見に基づいて判断を求めるしかありません。
それを締めのことばとしたいです。