洋紀Hiromichiの部屋

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断食道場ヒポクラティック・サナトリウム (伊豆) 9泊10日体験記(1)

静岡県の東伊豆にある断食道場「ヒポクラティック・サナトリウム」の体験記です。
今回は全国的に有名なこちらの断食道場で、7日間の断食と、続く3日間の回復食期間を過ごさせていただきました。

ヒポクラティック・サナトリウムは、にんじんジュース、ショウガ紅茶などを基本的に摂取する断食道場で、医学博士であり、健康医学の権威でもある石原結實医師が所長として主催されています。
にんじんジュース
石原医師はこれまで断食やファスティングを中心とした健康療法にかんする著作を多数著し、かつまたテレビなどのメディアにも幾たびとなく出演されておられるので知っている方も多いと思います。

今回は私がこのヒポクラティック・サナトリウムに初めて入所し、9泊10日という期間を過ごし、実際に体験した断食の効果などをいろいろとお伝えしてみたいと思います。

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開設以来約40年。多くの著名人も訪れたヒポクラティック・サナトリウム

ヒポクラティック・サナトリウムは、開設以来、40年近くになるといいますが、これまで石原慎太郎元東京都知事や安倍晋三元首相をはじめ、有名な政治家や各界の著名人もあまた訪れているということで、絶大な信頼性を誇る断食道場です。

HPはこちら。


国立公園でもある伊豆高原の奥に位置していて、豊かな自然環境の中で運営されているサナトリウムです。
場所だけでも数日過ごせば健康によいと感じる気もしてきます。

私がヒポクラティック・サナトリウムを初めて知ったのは一年ほど前、石原医師の著作や作曲家・三枝成章氏の著書「無敵の1日1食(Kindle)」の購読です。

三枝氏も本書の中で力説されていますが、石原結實医師の主張する1日1食の健康効果のすごさ、そして毎年体験されているというヒポクラティック・サナトリウムでの断食で、70台を過ぎても病気知らず、かくしゃくとして作曲活動を継続し、活躍を重ねているということです。


いつか近いうちにこちらで断食の体験をしたいと思っていましたが、今回その念願が叶ったカタチです。

体験記初日 2022年6月21日

それでは早速こちらヒポクラティック・サナトリウムでの体験記をスタートします。

ヒポクラティック・サナトリウムへのアクセスですが、私の場合、自家用車などではなく電車とバスの公共交通機関を使っています。

アクセスはけっこう複雑に感じました。
所在地は伊豆高原の緑に囲まれた閑静な場所です。

それこそ
「世俗を離れて一時的な隠遁生活をするための施設」
のようで、その分日常的な雑事と引き離された滞在になるようなのか、サナトリウムという施設自体の特質なのかも知れません。
何しろ滞在中、よく散歩に出かけましたが、うっかりするとつい道を間違えていました。

私の場合、アクセスとしてまず千葉県内からは高速バスで東京駅まで。
東京駅から新幹線「こだま」で熱海まで。

熱海から伊東線で伊東駅に。

ちょっと細かく言いますと、千葉県の房総半島にある私の家からは東京湾フェリーで金谷港から久里浜へ渡り、JR久里浜ー大船ー熱海ー伊東というルートが一番の近道でしたが、フェリーが悪天候や海上の時化(しけ)、強風などで突発的に欠航することもあるようです。
それで、チェックイン時間に支障を来さないようにと、往路は上の東京駅回りの「陸路」にしています。
チェックインの予約時間が午後2時〜5時と、けっこう気を使う時間幅でしたので。

なお、帰路はこの「海路」でした。
ホントはこちらの方が東京駅回りよりも3000円くらい安いんですが笑

この後JR伊東駅から路線バスを使ってサナトリウム最寄りのバス停まで。片道料金630円でしたが、伊東駅から乗車すべきバスの選択がデリケート。
伊東駅からはご覧のようにたくさんの路線ルートがありますが、この中でヒポクラティック・サナトリウム最寄りバス停「セントラルパーク」に行けるのは一本だけになります。

鉄道経路よりも気を遣ったのがこのバス路線でした。上は伊東駅バスターミナルにあった経路図です。
赤丸で囲んだ経路「一碧湖経由」一本のみ、そのうちの「セントラルパーク」バス停がヒポクラティック・サナトリウムへの唯一のアクセスルートになります。サナトリウムの特質なのか、こういうあたりなんだか秘境めいた雰囲気がありました爆
サナトリウム滞在中、ずいぶん周辺をウォーキングしたので大体の土地勘ができた今はどうということはなくなりましたが、小心者の悲しさで、「乗り間違い」「乗り遅れ」「バス停降り間違い」などなど、初日のチェックイン前はこんなリスクにけっこう気をもみました。爆爆

なお、伊東駅の「バスのりば・時刻表(東海バスサイト)」はこちら
事前に受けた指示の通り、伊東駅に到着した時点でサナトリウムに電話で連絡をしたところ、バス停「セントラルパーク」でサナトリウムから指し向けの送迎バスを用意しておくとのこと。

コレは本当に助かりました。
あとでサナトリウムの周囲を徒歩でよく散策してわかりましたが、「セントラルパーク」からヒポクラティック・サナトリウムまでの徒歩ルートはやや複雑で、実際数日後のウォーキングでは帰途で見事に道を間違えています。笑

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初日(2022年6月21日)は「半断食」。入所前に「食べ納め」でラーメンチャーハンをお腹いっぱい

その伊東駅から路線バスの出発時間まで、まだ小一時間あったため、「断食前の食べ納め」と称して、駅前の食堂でラーメンチャーハンを食べました。

ヒポクラティック・サナトリウムの電話の中で
「入所前なら食事をしてきてもかまわない」
と言われていたためでもあります。

ラーメンは大盛り。
久々のラーメンに舌鼓でした。

こうしてお昼を済ませた後は、いよいよサナトリウムへ。
そして今後1週間はにんじんジュースの断食ですが、そういうわけで初日の本日は夕食のみをにんじんジュースで済ませる「半断食」になります。

閑静だが初日は施設内で道に迷うこと多し?

雨の降りしきる梅雨空、ちょっと心細くもなりましたが、予定のバスにも乗れて、目指す「セントラルパーク」バス停に到着。
サナトリウムから指し向けの送迎バス(というか送迎ワンボックスカー(?))に乗り込みました。
送迎バスに乗り込んだお客は私の他は若い女性の方が1人いました。

受付、ロビーで注意事項などを説明され、あとは夕食の時間まで自室でくつろぎましたが、サナトリウムという施設自体に初めて滞在するとあって、好奇心も湧いていました。

ともかく木立や草木のうっそうと茂る自然豊かな閑静な場所で、確かに「保養のための場所」には最適といえると思います。

初日はそれでも施設内が複雑に感じて道に迷ったりしていました。

こちらのヒポクラティック・サナトリウムは滞在場所として新館、本館そして離れなど、複数の棟がありますが、私は離れに滞在しています。
この離れというのは、もともと所長の石原結實先生のお母様のために増築したものだということを、部屋を案内してもらった際に係の方から説明を受けています。なるほど木造でありながら堅牢な感じもする一方で、外観や内装など何となく女性向けの繊細な感じの造りになっている印象がありました。

午後5時、初日で最初のにんじんジュースです。
専用の食堂で出されます。

にんじんジュースは1食分600CC-ちょっと多め?

石原先生の本を読んで以来、私も自宅で1日1食を心がけながら、毎朝は必ずこのにんじんジュースを飲んでいました。
もうかれこれ1年半は経ちます。
この間自宅での断食も継続して今に至りますが、スタート以来、体重は減る、腹具合は改善する、ついでにこめかみのイボが消えてしまうなどなど、ものすごい体調の改善がありました。
これにかんしては下の別記事でも書いています。

プチ断食の効果で体重激減半年でメタボ圏外へ!健康上の驚くべき変化とは?


ですが自宅で自家製のものとは違う点がいくつかあり、今回気づきました。

そのひとつは量。
200CCのコップ3杯、合計で600CCのにんじんジュースが毎回出されます。
自宅でつくるよりも明らかに多めです。
一応注意事項にも記載がありましたが、量は「多め」に設定されているということで、ムリのない量を飲めればそれでOKということ。

ただ私は勿体ないと思ってしまうあまり、いつもすべて飲み干していました。
そのせいか、二,三日するとお腹がゴロピー状態になったため、多少は飲み残すようにしましたが爆

もう一つは、付け合わせ。
一緒に出されるレモンを手で搾ってその汁をにんじんジュースにたらして飲みます。
また、ショウガの絞り汁も用意されていて、同じくにんじんジュースに入れて飲みます。
その他梅干しや小パックの塩「海の精 あらしお」も出されます。


これらはいずれもにんじんジュースと一緒に飲むのはひとまず「自由」になる様でしたし、自宅では一切やったことがありませんでした。
ですが、確かににんじんジュースにレモン汁を入れてみると美味しく感じましたし、ショウガ汁もピリッときて健康によいみたいです。

これも私は「ここぞ」とばかりふんだんにやっつけましたが笑、後で自宅に帰った後、特にショウガ汁をにんじんジュースにたらして
飲むのを始めてみています。
塩なども同様です。
注意すべきは精製された塩でなく粗塩、つまり塩分と一緒に他の栄養素もバランスよく含んでいる塩を利用するとよいみたいです。

料理の際もそうですが、煮物などをするときに砂糖ばかりでなく、少量の塩をパッパと入れてみると、味が濃厚になります。
にんじんジュースにも入れてみたら、確かにそんな風でした。

(つづく)

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