洋紀Hiromichiの部屋

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断食道場ヒポクラティック・サナトリウム (伊豆) 9泊10日体験記(2)

数々の断食やファスティングにかんする著書で超有名な石原結實医師の断食道場ヒポクラティック・サナトリウムの滞在記の続編です。

今まで自宅で自己流の断食や1日1食を続けてきましたが、今回こちらの断食道場ヒポクラティック・サナトリウムに初めて滞在するチャンスに恵まれました。

断食道場ヒポクラティック・サナトリウム (伊豆) 9泊10日体験記(1)


その際の初日の出来事と断食道場ヒポクラティック・サナトリウムについて上の記事でご紹介していますが、今回はその続編です。
これと合わせて、自分なりに健康に気を遣っているポイントも混ぜてお伝えしてみます。

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2日目~7日目は基本三食がにんじんジュース

断食道場ヒポクラティック・サナトリウムの特徴、というよりはその所長である石原結實医師の提唱する食事療法の一番の基本になりますが、普通の食事の代わりににんじんジュースを適量飲むこと。
これが滞在時に求められます。

食堂ではにんじんジュースの他、梅干しやショウガ紅茶も取れます。
滞在1日目は不慣れで気づきませんでしたが、2日目からは食堂のカウンター一杯に用意されている梅干しやショウガ紅茶も一緒に飲むようにしました。
梅干しは本当に酸っぱくて、ひょっとしたら生まれてこの方これほど酸っぱいのは口にしたことがないほどに感じられました。
減塩などとは縁遠い、それほどに「手加減抜き」の梅干しな印象があります。


一口ににんじんジュースといってしまいますが、そこには単にすり下ろしたにんじんによるジュースだけでなく、リンゴの果汁も入っています。
具体的には一食分つまり三食の毎食時にはにんじん400g、りんご一個分のジュースを飲むことになります。

9泊10日の断食プランをザックリご紹介

サナトリウムの断食期間中のプランをザックリいいますと、以下のような食事、というか栄養の補給プログラムになります。

2~7日目(初日は「17時45分 ニンジンリンゴジュース3杯」から開始)

8時 ニンジンリンゴジュース3杯
10時 具なしのお味噌汁
12時 ニンジンリンゴジュース3杯
15時 黒糖入り生姜湯
17時45分 ニンジンリンゴジュース3杯

そして8日目以降はにんじんジュースとともに、回復食が3日間続きます。
これで締めて10日間の滞在になるわけですね。

なお上の断食期間中、朝昼夕の「にんじんジュース」を飲むのは必須になると考えてよいですが、10時の「具なし味噌汁」と15時の「生姜湯」はそれほどマストではないようです。

私の体験からですが、午前10時の具なし味噌汁のために食堂を訪れる人は毎日三度の「にんじんジュース」の時よりもかなり少数でした。

毎日10時の「具なし味噌汁」。
「にんじんジュース」の時と同じく食堂にはいつも梅干と紅茶が用意されています。
私は毎回たしなむことはありませんでしたが、飲む際には一緒に梅干しと紅茶に生姜汁、黒糖を入れていました。


また午後3時、つまり15時の「生姜湯」ですが、これも同じように感じます。

さらに私の場合では、午後は毎回のジオガイドツアーに参加していて、ツアーから帰還するとこの「生姜湯」の時間に間に合わなくなるのが常態化しています。
本来的には帰還時間が「生姜湯」提供前になるはずなのですが、ツアーのおじさんがいつもリキ入って、サービス精神でツアー時間を延長したり予定以外のポイントにも連れて行ってくれたので笑

なお、私は基本的なプランである9泊10日にしましたが、これ以外にも様々なプランが用意されています。
詳しくは下のオフィシャルブログでも表示されています。


このサナトリウムでは断食中の7日間、三食毎食にんじんジュース600ccが出されますが、体験記(1)にもあるとおり、600ccというのは多めの設定で、滞在時に渡される注意書きにもそう書いてあります。
だから必ずしも飲みきるべき量でありません。

一方、これも同じオプションの部類になると思いますが、専用の食堂ではそのにんじんジュースと一緒に必ずしょうが湯、紅茶パック、梅干しや塩、そしてレモンのカットが用意されていて、それを各自が適宜に取って摂取するようになっています。
にんじんジュース(にんじんとりんごの絞り汁のジュース)だけでは補給できていない栄養素をこういうものから得るのが目的と思います。

ただ、ある意味それ以上に重要な用件として、不足しがちな塩分の補給という意味も兼ねているようです。
というのも、これも同じく石原先生の著書や主張でよく耳に、というか目にしましたが、塩分をしっかり補給することが人間の健康管理上で非常に大切になるということのようです。

滞在中のオプションとして、ヨガやストレッチ、マッサージや鍼灸、エステなど有料無料の様々なイベントも受けることができます。

私はそのうち無料のヨガやストレッチなどに参加しましたが、その他「ジオガイドツアー」といってサナトリウム付近の景勝地を巡りながら伊豆半島の地形構造も勉強できるツアーに3回ほど参加しました。
有料で税込みで1回2750円。午後1時から3時までの2時間枠ですが、毎回1時間くらい延長していて、地味にお得感がありました爆そのうち1回目はこの門脇吊り橋とその付近です。
門脇吊り橋は、数々のテレビドラマで恒例のように利用されているので、多くの方がご存じだと思います。
伊豆というよりは全国的に有名で、私は天知茂さん主演の「明智小五郎」シリーズで知りました。
他にも今はほとんどテレビで見かけませんが、かつてブームだった心霊番組でも「そういう写真が撮れたりする場所」で取り上げられていたようです。

サービスでガイドのおじさんが海をバックに記念撮影してくれました。
私も房総半島の海縁育ちなのですが、この門脇吊り橋のある一帯は火山の噴火によるマグマの堆積でできた地帯で、普通の海岸とは打って変わった光景が見られてすごく新鮮な印象です。
だからサナトリウムとは別にしても、観光目的でまたぜひ訪れてみたいですね。

減塩は果たして正義?塩分とらなすぎても問題かも

昨今ではやたらに「減塩」とか「塩分控えめ」というフレーズが「健康上大切なことになる」という意味合いでよく目に映りますが、石原先生の主張によると、塩分の十分な補給こそ大切で、これにより一つには体温を上げるという好ましい効果を期待できるとのこと。

これもよくいわれますが、人間は体温が1度下がれば免疫力が大幅に下がることが知られています。
逆に体温が上がればその分免疫力もアップ。
体温が1度上がると免疫力が5,6倍にも上昇し、自然に病気をしないようになる、ということです。

こういう意味からか、毎回食堂で出されるし私もよく口にしましたが、用意してある梅干しは塩分控えめとかいうしろものではなく、徹底的に酸っぱい梅干しでした。
梅干しは私も子供の頃からよく食べていましたが、このサナトリウムで食べた梅干しというのはそういう古い時代の梅干しのように、酸っぱさとか塩辛さにかけては何の手加減もなし。
本当に酸っぱい梅干しでした。

ただ面白いことに、そういう梅干しを毎日のように口にしていると自然に下が慣れてくるようです。
だからサナトリウムの滞在が終わる頃には、そんな酸っぱい梅干しも自然に食べられるようになってしまっています。

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塩は自然塩、糖類は黒糖のみOK

ただ気をつけるべきことがあります。
それは、塩分を摂る際には食卓塩とか精製された塩は避けること。
あくまでも海水からじかにつくられた様な、自然の製法による自然塩のみを摂取することが大切です。

というのも、精製された塩では、自然塩に含まれる「塩分以外の栄養素」がゼロ。
単なる本当の塩分しかないので、こういう塩を過剰に摂取するとそれこそ高血圧の原因につながる、というのが石原先生の主張です。
あくまでも昔ながらの製法による、各種の栄養素をバランスよく含んだ自然塩がマストになります。

実は私も以前から塩には気をつけていて、普通の精製塩ではなく、海水からつくった粗塩をよく利用しています。
そこには確かに栄養補給や健康管理の意味もありましたが、実際に普通の精製された塩とそういう自然塩を味で比べてみると明らかに違います。
精製された塩はどことなく「悪苦い」感じで、これでは確かに摂り過ぎると体に悪い、という直感的な判断がうまれそうです。

それに対して粗塩とか海水から直炊きした塩などいう、いわゆる自然塩やそれに近いものをなめてみると、不思議な「美味しい辛さ」があります。
精製塩ばかりでの食事だと、こういう微妙な感覚が麻痺してしまうのかも知れませんし、それはやっぱり長い目で見ても不健康への入り口なのかも知れません。


糖分を摂る際も同じで、精製された砂糖、つまりショ糖は一番危険なものだということ。
それに対して沖縄や奄美地方でサトウキビから抽出される黒糖が、やはりいろいろな栄養素がバランスよく含まれているので絶対安心な糖類だということですね。
実際、石原先生だけでなく、同じ断食療法のパイオニアとして名高い故・甲田光雄医師の提唱にもありますが、ショ糖を摂り過ぎることであらゆる病気の元となることが指摘されています。

私も石原先生の著書とともに甲田光雄医師の関係著書などを斜め読みしていますが、その感化によるためか、最近はほとんどショ糖を使った料理はつくりません。

黒糖と普通の白砂糖、つまりショ糖との違いとしてよくいわれることですが、ショ糖を摂ると血糖値が急上昇し、これが健康に悪影響を与えたり、体脂肪の増加の元とされています。
これに対して黒糖は血糖値の上昇が緩やかで、かつビタミンやミネラルなど、健康に役立つ様々な栄養素が含まれています。
長寿で知られた奄美の泉重千代(いずみしげちよ)さんなどもこの黒糖が大好物で、毎日の晩酌には必ず黒糖焼酎をたしなんでいたというのは有名なエピソードです。

私も1日1食を自宅で始めて以来、外食は別として、自宅で自炊する際には必ず黒糖です。
黒糖は確かに白砂糖や精製糖よりも値が張るので大変なのですが、長い目で見たならやはりこの方が健康上安全だと思いますし、実際私は黒糖は好きなのでコーヒーや紅茶にもよく使います。

好事魔多し?自分はにんじんジュースが苦手だった!?

ところでまた自分のハナシに戻ります。
上の通りこちらのヒポクラティック・サナトリウムではりんご果汁を加えたにんじんジュースを基本にしての断食ですが、自分にとってはどうもこのにんじんジュースが体に合わないようでした。

一体何のこと?
となりますが、私の場合、にんじんジュースを毎日三度三度飲んでいたところ、2,3日後にはかなりの下痢に見舞われています。
そのうちに収まるかと思いきや、そうではないようでにんじんジュースを飲み続ける限りはやっぱり下痢。
そうなってしまうことがこちらの滞在でハッキリわかりました。

コップ3杯のにんじんジュースが確かに多めだと事前に知らされていたこともあって、少しずつ量を減らして飲んでもみましたがやっぱり同じ。
すぐにお腹の緩くなる自分のような体質には確かにキツいみたいですね。

滞在二日目に受けた診察どおりの「症状」が!?やっぱりお腹が緩くなった

さてどうしたものか?
せっかくこちらに滞在できたのに、これではその甲斐がなくなるんじゃないかな?

ということで考えあぐねていたところ、滞在数日後に所長の石原結實先生による講義を受けるチャンスがあったので、そこでじかに先生に尋ねることができました。
陰陽
そうしたところ、先生から
「貴方は陰性体質なので下痢しやすい」
「だからにんじんジュースでなく、にんじんスープに変えるとよい」
といわれました。

にんじんジュースからにんじんスープへ変えたら下痢が止まった!

陰性体質というのは反対語の陽性体質などとともに漢方医学から来ている用語のようで、石原先生の提唱している健康理論の一つのようです。

これを指摘されたとき、率直な感想としては
「科学的な西洋医学に漢方医学が入り込んでいるということになるだろうけれど、それって大丈夫なのか?」
と思いました。

ですが確かに最近では漢方薬を積極的に取り入れているクリニックや病院もあるようで、たとえば私の地元でかかりつけになっている内科医院では、風邪や下痢で来院したときに必ずと言ってよいほど漢方薬を処方されます。

で、もともと滞在二日目の朝に石原先生直々の診察を受けていますが、その際にもにんじんジュースでお腹が緩くなることがある、と指摘を受けていて、まさにそのとおりの「症状」になってしまっています。

ですがその後、滞在3,4日目から食堂でにんじんスープを注文して飲むようにしたところ、これも驚いたことに下痢がピタッと治まりました。

にんじんスープです。
にんじんジュースから変えたところ、しつこい下痢がピタッと治まりました。
量はにんじんジュースよりも少なめな感じですが温かくてお腹の弱い自分にはぴったりでした。
食堂で用意されている黒ごまを添えて梅干しやレモン汁、黒糖入り紅茶を毎回一緒にとっています。


素直にすごい!と思います。

断食終了後は回復食、健康食

ということで、無事に7日間の断食が終了し、8日目から2日間は断食明けのための「回復食」が出されます。

断食終了後は二日間の回復食になります。
回復食1日目は午前中10時、午後5時の「玄米重湯」食。
10時の回復食は断食中の「具なし味噌汁」、5時の方はにんじんジュースに代わるもののようですね。
大根おろしと梅干しがつきますが、5時の方には大根おろしの上にちりめんじゃこが乗ります。徐々に普通食に戻る準備ですね🎵


回復食では今までニンジンジュースをとっていた食堂とは別の、新館にある食堂へと場所が移りますが、これは断食中の人たちが回復食を食べている人たちに交じってしまうと、無駄に食欲を刺激してしまうことを避けるためとのこと。

ちょっとユニークな配慮だと思いましたが、でも確かに意味があります。
私の経験でいうと、断食は確かに回数を経ると空腹や体調が慣れてくるのですが、とりわけ最初に断食をした時には、たとえ1日断食でも相当な空腹感がありましたし、フラフラ感も大変でした。

だからそういう「初めての断食」を経験する人たちにとっては、その横で「食べている人たち」を見るのはとりわけつらいだろうな、と思いますし、また断食を繰り返して慣れてきたとしても、今度は断食に対する緊張度が薄らいでしまい、うっかり間食などに走ってしまうケースも大いにありうると思います。

そういうふうに考えれば、確かにこうして断食中と回復食とで「食堂を分ける」というのは、「入所者に優しい配慮」といえるのではないでしょうか。

回復食二日目。午前中のメニューです。
昨日の玄米重湯が玄米粥にグレードアップし、味噌汁も具が入り、納豆や漬け物もつきました。
なんだかホッとしてくるメニューです。
湯豆腐もついて、ちょっとぜいたくな趣です♬

この後5時のメニューは昨日と同じく、この午前中のメニューにさらに新しい食材が加わってきます。

健康食の献立がすごい!?

そして10日目、今回最後の食事で「玄米健康食」となり、普通食にいよいよ復帰しました。
出されてきた食事に目を見張りました。

この献立が下。すごい!

こういう懐石料理のような食事は初めてだったので、度肝を抜かれた気分です。
さすが健康増進を手厚くサポートして定評のあるヒポクラティック・サナトリウムです。

最終日はワゴン車(送迎バス)で伊東駅へ!費用よりもメリットの方が大きい

そういうわけで、超豪華な普通食で最後を締めくくり、チェックアウトは午前10時。
チェックインの時とは異なり、サナトリウムから送迎バスとしてワゴン車に乗車させてもらい、一路伊東駅へと直行でした。

その後の帰路は往路と違い、すみかの房総半島へ直行するような形で東海道線で大船まで、横須賀線に乗り換えて久里浜からフェリーで東京湾を渡っています。

ヒポクラティック・サナトリウムに滞在中、隔日にあるジオガイドツアーに積極的に参加しましたが、それ以外の日にはサナトリウム周辺を散歩するのが常でした。
一碧(いっぺき)湖、大室山、シャボテン公園など、さすがに伊豆高原ということで周辺には観光スポットも多く、飽きることはありませんでした。
写真はそのうち大室山をリフトで登頂し、頂上で見えた富士山の遠望です。
浮世絵のような絶景でした。


10日間の体験でしたが、世評の通り確かに金額が張るので私の様な貧乏所帯にはなかなか厳しいところがありますが、それを補っても十分に訪れたメリットはあったと感じます。

実際ににんじんジュースによる断食を行う場合、自宅でやってみるには今後何をどうやって補完したり追加すべきか?
これは目からウロコが落ちる印象を持ちました。

端的に言うと、にんじんジュースに替えてにんじんスープを摂るべきこと。
体温を上げる意味ですり下ろし生姜をにんじんジュースに加え、天然塩も摂取すること。
そしてごま、梅干しも欠かさないこと。

こういう点を今回の滞在で新たに覚え、帰宅後は早速取り入れています。

じかに石原先生の診察を受けることもできましたし、そこで健康状態について大いに太鼓判だった点はすごく安心感を持たせてもらえました。

さらにもう一ついえば、現代の少なくとも日本国内の医療システムというのが果たしてどこまで正義か?
そういう疑問を石原先生の講義に出席し、先生の口からじかに聞く機会を持つことができています。

頻繁には訪れることはできないかも知れませんが、石原先生を始め他の職員の方々の手厚い世話、そして伊豆高原という環境の中で世情から離れて一息ついてみるのには最高の場所の一つではないでしょうか。

近年、特に断食やファスティングが注目されていますが、それも石原結實医師やこちらのヒポクラティック・サナトリウムの不断の努力による結実がすごく大きいと思います。

実際私も石原先生の提唱する1日1食やにんじんジュース断食を行ってみていますが、以前よりもかなり体調がレベルアップし、肥満もなくなってしまいました。
もちろんこういう結果は私に限ったことではなく、他の体験者の方たちも異口同音のようですね。
今回のヒポクラティック・サナトリウムでの体験は、そんな一連の断食生活のメリットを再認識させてくれた、そういう気がします。

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