洋紀Hiromichiの部屋

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歯列矯正のススメ!?英語の読み方・日常でもたくさんのメリットが

私は歯列矯正の治療を経験しています。
それも、かなり年齢がかさんだ頃でした。
その結果、どういうことが起こったか?
それを、特に英語の読み方とか発音を中心にお伝えしてみたいと思います。

はっきり言って、歯列矯正は保険がきかないのでものすごく高価な治療。
でも、これもはっきり言ってしまいますが、英語の読み方、発音、そしてこれは私自身の実体験ですが、それ以外の場合でもすばらしい効果がありました!

私の出版しているKindle本「国産ニッポン英語 それでもTOEIC900点! 2」でも末尾に少し書きましたが、これをおさらいしながら、私の歯列矯正の前の写真と合わせて英語の発音や読み方とともに、それをお伝えしてみましょう。

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なぜこの年齢で歯列矯正?歯並びの悪さが英語の発音や読み方にも影響が

繰り返しますが、私が歯列矯正の治療を受けたのは、今からずいぶん前とはいえ、確か50代くらいにさしかかった時だと記憶します。

なぜそんな年齢になってから歯列矯正をしたかというと、やっぱり歯並びが悪くて長年悩んでいたということ。
これがまず第一の理由になりますが、もう一つ重要な理由があります。

それは、

歯並びの悪さが英語の発音や、読み方(特に音読)、しゃべり方に大きく悪影響。影を落としてしまうということ。

歯並びの悪さの程度にもよるとは思いますし、念のために言いますが、私自身は歯科医とか、歯科治療の専門分野の人間ではありません。
ですがあくまでも自分の体験として、こう言うしかない、と経験的に理解していたからです。

二冊目のKindle本『国産ニッポン英語 それでもTOEIC900点! 2』が発売されました!

歯並びが悪くて「読み方(音読)が遅い、発音がうまくできない、聞き取れない」の三重苦?

実際、歯列矯正前の私の歯並びがどうなっていたのか?

その写真を、治療を受けた「ビーバー歯科」さんにお願いしてその画像を頂きました。


「ビーバー歯科」さんには歯列矯正の他、ホワイトニングや定期歯科検診など、長年いつもお世話になっています。

ということで、さっそく治療前に型どりした歯並びの写真が下です。ちょっとキモいけれど(笑)、解説付きです。
まず下あごの状態からご覧ください。

【画像の説明】私は下あごのU字(馬蹄)が小さかったためか、子供の頃から左右2本の小臼歯が内側に倒れて、歯列から押し出され、ひどい状態のまま成人後まで過ごしました。
成人してかなり後、左奥歯を抜歯した結果、左の小臼歯は歯列に引っ込むように戻っていきましたが、右側(写真では向かって左側)の小臼歯は歯列矯正前までご覧の通りの状態でした。
(画像中のコメントで、「左右対象」は「左右対称」の誤りです。失礼しました)

上の説明に加えてお伝えしますと、成人してからある時点で虫歯だった奥歯を抜きましたが、その後しばらくすると下顎のU字がそれにつられて小さくなっていったようです。
しかしもう一方の、口の中に折れ曲がって突き出た小臼歯は依然として写真の通りの状態が続いていました。

このため、舌を口の中で動かすごとに舌先がこの小臼歯にぶつかり、そのたびにストレスでした。
同時に、この記事の下の方にも書きましたが、英語どころか日本語を話すときにも邪魔になっていたフシがあります。

そして、抜歯で下顎のU字が余計に小さくなったためなのか、それにつられて上顎のU字が膨らんできたのかわかりませんが、上下のかみ合わせとなると、下の写真のように、上あごが下あごに覆いかぶさり、下あごの歯並びが上あごのそれに隠れてしまうほどになっていました。

【画像の説明】ご覧の通り、上下の歯列がぐにゃぐにゃ波打ってしまっています。上あごの前歯も傘のように開いてしまい、歯列矯正前の私はこういう「隠れ出っ歯」でした。

歯列矯正前は心が折れていた?どうやっても不可能な発音が

Kindle本「国産ニッポン英語 それでもTOEIC900点! 2」でも書いてみましたが、こうして悪い歯並びのままでいると、英語などの語学学習には不利益になることが多い。
歯列の悪さの程度や様子にもよると思いますが、経験上、基本的に私はそう考えています。

語学の学習は、確かに机上で本を読んだり問題を解くなどしても進歩しますが、一方でそれをしゃべったり聞いたりする能力も重要です。

ところが少なくとも私のように歯並びがめちゃくちゃな場合、一言一言を正しく発音したり、早口になろうとしてみてもものすごい苦労でした。
というか、とりわけ早口ができなかったのです。

特にKindle本「国産ニッポン英語 それでもTOEIC900点! 2」でも書きましたが、ある英語ネイティブの発音をまねようとしたり、彼らの日常会話のペースに負けじと早口の英語をしゃべろうとすると、必ず不可能になる発音やスピードがあります。

何しろ極端なケースでしたが、ある英語の発音を正確にしようとすると、口の両脇をできる限りつっぱらかす必要がありました。ですが、それでもまともには発音ができませんでした。
そのたびに、それこそシャレになりますが「歯がみ」して心が折れていたものです。

このため、出来合いの急場しのぎで発音をごまかしてしゃべるしかなかったのですが、結局それは自分自身に跳ね返ってくるようです。

つまりよく専門家の人たちの言うように、正確に自分で発音してしゃべっていない音読は、耳で聞き取る効果にも悪影響になるようですね。

スピードと合わさって、ネイティブの録音などを聴くとき、どうしても聞き取れない発音などがあったように思いますし、うがってみれば当時の私のTOEICや英検の成績のうち、特にリスニングでずいぶん苦労したのもこういう現状が一枚かんでいたのかも知れません(これも微妙にシャレです笑)。

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日常会話でも知らないうちに差しつかえていた!歯並びの善し悪しは重大事

これに加えて、大体お気づきだと思いますが、こうした不利は英語の学習などに限って現れるとは限りません。

実際に私もずいぶん困った経験をしましたが、同じ日本人同士で会話をするときでさえもトラブります。
たまさかに友人や知人などと談論風発して話が弾んでくるとわかるのですが、相手の会話、というか口調の早さについて行けなくなるのです。

自分のしゃべり方だけがすごくもっさりしてしまうし、発音が明確でない文字が出てきたり、ヘンに発音を飛ばしてしゃべってしまうことすらありました。
そのため、思い出しますがそういう日常会話の中でさえ、相手が私の言葉を聞き取れなかったり、誤解されたりしたこともあります。

だから、私のように歯並びが悪すぎる結果、英語の音読などで無理な発音があったりスピードにどうしてもついて行けない、ということは多かれ少なかれ日常生活の中でもギャップになっていることが少なくない。

自分の英語がネイティブなどに通じる、通じないという問題以前に、日常生活、ひいては周囲の人間関係にすら影を落とす可能性もあるかも知れない。

あくまでも医療関係者ではありませんが、私の経験上ではそう言えるのではないかと思うのです。

歯列矯正後はストレス軽減!早口もできるように

そして、まるまる四年ほどかけて、なんとか上下の歯列を矯正し終わり、今に至ります。

治療のご経験がある方ならおわかりでしょうが、矯正治療中はワイヤーを貼ったブレスを歯にくっつけ、それを定期的に治療で引っ張りますからけっこう痛みも出ます。
私も治療の最初にはそれで微熱が出ましたし、毎回ワイヤーを締めていく治療の直後は柔らかいものしか食べられませんでした。

そして食事すると、歯とブレスの間にはいくらでも食べ物が詰まります。
それを私も食後、いちいちつまようじでカキ出したのですが、ある飲食店でそれをやったら、店員に嫌われて「トイレでやってきてください」とも言われました。

そういう経験もしましたが、それでも治療が終わった後は、下あごの小臼歯も垂直に治りましたし、上下のかみ合わせも改善しましたから、すごくしゃべるのも楽になりました。

特筆すべきは、以前は絶対に無理だった早口にもなれますし、何よりそれまで何年も停滞していたTOEICのスコアが、この歯列矯正が終わりかけた頃からやっと再び伸び始め、900点を超えました。

「やっぱり自分の予想した通りのことが起こった!」
その時私はこう思っていました。

なお、それまでTOEICだけに夢中になっていましたが、英検1級はその後TOEICの勉強が900点を超えて一段落してから1,2年後に取得しています。

ですので、経験則的にも、これらはやっぱり歯並びを直したことが大きいと思うのです。

(新書) Kindle版 ¥350 諸岡洋紀 (著) 生粋の日本人でも海外経験なしの独学でTOEIC900点?英検1級・準1級受験と合わせて知っておくべきTOEICリスニングの壁を破る意外な学習方法と落とし穴!

歯列矯正の難しさー「時間」と「お金」がかかりすぎ

そういうわけで、今回は歯列矯正、というか歯並びの重要さを中心にお伝えしてみました。

繰り返しますが私自身は歯科を含めて医療関係者でも何でもありませんので、より具体的、正確な情報はその専門の方たちに尋ねることをオススメします。

ただ、最後に一つ言いたいこととして、そういう歯列矯正の治療というのがなかなか安易に受けられない,それがなんとかならないだろうか?という点があります。

歯列矯正と言いますと、たいていは子供の頃に行うのが通常で、そのため小学校の子供たちが矯正の金具(ブレス)を歯にはめているのをよく見かけます。

これは一つには、歯列矯正の治療というのが、通常でも3年4年という長い期間がかかってしまうこと。
そして、保険が効かないので、安くても数十万、高ければ200万程度の治療代がかさんでしまうことが挙げられます。

実際私自身、歯列矯正の治療を継続していた期間全体で、間違いなく総額で100万円程度の治療代を支払っていました。

だから、たとえば学校を卒業して社会に出たての若い頃など、家計に余裕のない様な場合ではとてもそこまでの治療代は支払うことができず、よしんばそういう金銭の余裕ができたからと言っても、それだけ長いスパンのかかる治療となると、実社会に出た後はどうしても二の足を踏んでしまいます。

結局、ある程度家計に余裕が持てる家庭で、その子供たちがまだ成人しないで学校に通っている期間に歯列矯正をしているケースが多くなるようですね。

私自身もこの治療に踏み切れたのは、何年となく続けていた塾講師のパート勤務で、思いがけず仕事が増えて治療代が稼げたことがきっかけでした。

ですがこれもハッキリ言いますが、特に長い目で見た場合、大金をかけても、確かに歯並びは直す価値がある!
経験上からも、そう断じて良いと信じているのです。

私が以前パートで勤めていた学習塾でも、多くの子供たちは小学校、中学高校で歯に金具(ブレス)をしながら勉強していましたし、中には大学受験に合格後、その在学中に治療していた女の子も何人かいたりします。

もしかすると、こういう生徒さんたちがもっと早くに治療を受けていたとしたなら、読み方とかしゃべり方、そして発音も含めて英語の成績がもっとアップしていたのかもしれない?
そんな風に思ってしまうのですがいかがでしょうか笑

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