洋紀Hiromichiの部屋

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梅乃家(富津市竹岡)は「千葉の三大ラーメン」の一つ。よく訪れるその魅力とは

千葉県の下の方、房総半島の東京湾沿いに梅乃家(うめのや)というラーメン店があります。

この梅乃家のラーメン、とても美味しくて地元や近隣住まいだけでなく、遠くから来店する人も多いです。
こういう私(hiromichi)も所用にかこつけてよく足を運んでは食べています。

ですが普通のラーメンとは違ってずいぶん変わったところもあります。
でも結局それがまたこのラーメンの良さにちがいないと思っています。

今回はこの「竹岡式ラーメン」の超有名店、梅乃家とラーメンについてです。

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「千葉の三大ラーメン」の中でもっとも有名!梅乃家

梅乃家とは、富津市の竹岡という地区で戦後間もない頃から営業を続けていて、このため「竹岡式ラーメン」とか「竹岡ラーメン」という名称で呼ばれるラーメン店の一つです。
また、世に言う「千葉の三大ラーメン」の一つであり、その中でもっとも有名なのがこの梅乃家といいます。

梅乃家の外観。
右には国道127号線が走っていて、千葉県の上の方から訪れる人も多いです。
平日でも店の左側には朝からお客の行列ができます。このため天気のよい日には正面玄関側に丸いすが並べておかれたりしています。

なお定休日は毎週火曜日と水曜日ですが、それ以外にも臨時で休店することもあり、私もこれに引っかかってしまうこともあります。
営業時間は平日午前10時~午後5時、土日祝日は午前10時~午後6時。ただし食材が売り切れれば閉店時間前に終了も
営業中の日には、国道沿いの入り口にかかる赤いのれんがかかっていて、これで判断すればよいわけですが、ごらんの通り国道からはちょっと見にくいかも知れません。
でもそういうお客さんたちに配慮してか、127号線を上り方面から来る際の目印として、大きな赤い旗(のれん?)が店の手前に広げてあります(下の写真)。もちろんこのときは営業中です。

なおTwitterも運営されています。↓
https://twitter.com/umenoya1954
臨時休業の日取りは、このTwitterに示されているようですね。

千葉県房総半島、東京湾の沿岸に伸びる国道127号線沿いにあり、開店は平日祭日にかかわらず午前10時ですが、平日であっても開店前にはすでに店先に行列ができます。

店内は文字通りレトロな昭和風で、私も中学の頃から食べに行きましたがその頃からそれほど内装も変化はないようです。
国道のすぐ脇に立っている、こじんまりとした二階家の外見ですね。

メニューもラーメンの他、チャーシュー麺とその大盛り。
他にはビールなどの飲料を除くと最近始めた「チャーシュー丼」があるきりで、言ってみればラーメン1本で勝負しているラーメン店といえます。

そして、そういうラーメンだけで梅乃家、それから竹岡という地名が広く知られていることになりますから、相当な味と人気がうかがい知れます。

梅乃家は「竹岡ラーメン」数店の中でもっとも有名

今では「竹岡ラーメン」というブランドで富津市だけでなくJR内房線沿線に多くの店があるようですが、大元の発祥地、「竹岡ラーメン」となるとこの「梅乃家」の他、竹岡の町の外れにある「鈴屋(すずや)」を指すようですね。

不思議と竹岡という土地にはこういう美味しい名店が集まっているようにも感じます。

「三大ラーメン」の中でもっとも独特!?乾麺を使って真っ黒なスープ

さてこの梅乃家のラーメンですが、普通のラーメン店と違ってとてもユニークな特徴があります。

まず麺。
生麺ではなく、何とインスタントラーメンと同じ乾麺を使っています。
だから麺だけで言えばインスタントラーメンと大差ない、といえるのかも知れません。

そしてスープ。
チャーシューを煮込んだ醤油を使っています。
だから醤油の味が濃く出てきています。
このスープこそが命というべきだろうと思いますが、見かけこそ真っ黒で味が濃いと期待してしまいますが、実際口にするとそれほどくどくはなく、見た目に比べてけっこうあっさりです。

そこに乾麺、そして分厚いチャーシューを乗せ、なみなみとどんぶりからこぼれるくらいにスープを注いでいます。
実際、大盛りラーメンを頼んで店員のおばさんにテーブルに置いてもらうと、必ずどんぶりの下にはスープがこぼれてテーブルに伝います。

それからチャーシュー。
チャーシュー麺でなく、普通にラーメンを注文しても分厚いチャーシューが何切れも盛り付けてあります。
このチャーシューがまた美味しい!
たっぷり脂ののった分厚いチャーシューがふんだんに入っていて、しかも醤油の味が深くしみこんでいます。
このチャーシューと一緒に麺を頬張ると、味の濃さに舌鼓。
まさに漁師町の漁師の好む味といえます。
そしてほどよく柔らかく、パサつきもまったくありません。

下は私がいつも注文する大盛りラーメン。刻みタマネギの薬味もたっぷりかけます。チャーシューの量がチャーシュー麺並みに見えていますが、あくまでもこれで普通にラーメンです。
私はいつも大盛りにして、薬味の刻みタマネギを同時に注文してこのようにラーメンの上にかけてもらいます。
チャーシューが多くて脂のくどさがあるため、人によってはなかなか食べ切るのが大変だという場合がありますし、私もそういう意見です。

だからその脂っこさを散らす意味で、いつも薬味を一緒に注文していますが、こうしてねぎと一緒にするとすごく食べやすくなります。

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魅力の理由は味!地元や肉体労働をする人にはうってつけ?

ということで、梅乃家のラーメンを外側から説明をしてみた形ですが、都市部などで人気のラーメン店などと比較すると、この竹岡ラーメンとともに梅乃家のラーメンはとりわけ「荒々しい」「ワイルド」な印象かも知れません。
私自身も常連のようにしてこのラーメンを食べに来ますが、都会で食べるようなラーメンの上品さというか、マイルドな味はある意味望むべくもないのかも知れません。

最近新しくメニューになったチャーシュー丼(写真左)も一緒に注文することが多いです。
チャーシュー丼はラーメンに使われるチャーシューをだし汁と一緒にそのままご飯に入れていると思いますが、これがまためちゃくちゃ美味しい!

なお、私が来店するのは決まって午後4時前後ですが、その頃には「チャーシュー麺」のメニューが必ず売り切れでなくなってしまいます。
だから結局その穴埋めみたいにしてチャーシュー丼を食べている感じですが、もしかしたらチャーシュー麺が注文できる時間帯に訪れても、チャーシュー丼も一緒に注文してしまうかも知れません笑


ですがこの竹岡という土地とともに、梅乃家のラーメンが好きでよく食べに来るお客さんは、むしろそういうワイルドさにあこがれたり、そういった味や口当たりを求める人が多いのではないかと思います。

実際、この梅乃家のラーメンが好きな人は同じ千葉県内でも東京近郊からわざわざ車を飛ばして訪れたりする人も少なくないようですし、またバイクツーリングなどで若い人たちもいるようです。
最近ではネットなどで有名ラーメン店の案内を見たりして、竹岡までやってくる人たちも多いようですね。

千葉県で竹岡という地名はあまり有名ではないかも知れません。
その理由は他の房総の町と同様、繁華街でもない過疎地帯の一つで、とくに梅乃家のある竹岡の町はJRの駅も近くにないような場所になります。

ただ同じ町内には「灯籠坂大師の切り通し」などの景勝地もあり、梅乃家などの有名なラーメン店とともに都市部からバイクや車で訪れる人も少なくないようです。
また、梅乃家とはかなり離れますが、同じ国道127号線沿いにはヒカリモの発生地として有名な「黄金井戸」があります。

食べるほどに舌に残る不思議な味?

私が梅乃家のラーメンを始めて食べたのははるか昔、中学生の頃です。
富津市の竹岡に有名で美味しいラーメン屋があるということで、同級生たちと連れだって一緒に食べました。

梅乃家のご店主、坂口治敏さんの著書「一生ツッパレ!!」です。
自身の生い立ちや梅乃家の成り立ちなどを細かく伝えている「幻の本」というべき一冊で、ご自身の病気(透析)とその格闘、ラーメンへのこだわりなど、普通の飲食店では聞けないような波瀾万丈な内容です。
地元の出版社「うらべ書房」
千葉県木更津市中央1-1-6
TEL.0438-20-4435
http://www.fains.co.jp/urabe-syobo/
から今でも出版されているようですが、私も出版を開始した平成16年(2004年)に地元の書店で速攻買いしています。

その後は高校時代、やっぱり高校の同級生たちと食べに行きました。

ただその頃はそれほど印象に残る味とは思いませんでしたが、その後成人して時折梅乃家の立っている国道を通ることがあると、不思議と足が向いてしまいます。

車で竹岡を訪れた経験のある方は多いと思いますが、営業中の梅乃家の前の国道を車で通り過ぎるとき、必ず店の中からスープのにおいが車内に漂ってきて、それで食欲をそそられてしまいます。

そして、食べれば食べるほど美味しいと感じるようになっていったようですね。 
千葉県内にもラーメン店は有名どころがたくさんあると思いますが、そういうランキングを待つまでもなく、地元の人たちはもちろんのこと、一度訪れた人が魅力を感じてしまうラーメン。
それが梅乃家の不思議さでしょうか。

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