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英単語覚え方のコツ!知ると知らぬではド派手に違ってくるココだけの話

英単語覚え方のコツ!知ると知らぬではド派手に違ってくるココだけの話

英語の学習で、避けて通れないのが英単語の習得です。
でも、大方がおそらく英単語を覚えるのが苦手ではないでしょうか?

ですが英単語というのは覚え方によってかなり差が出てきます。
つまり、そういう覚え方のコツというか、セオリーを知ってその通りに英単語を覚えていけば、苦手どころか逆に英単語が得意にすらなります。
私自身が経験していることなので、こう言い切れます。

その覚え方のコツというのはどんなものか?
私の電子書籍には自分の経験を踏まえて細かく説明していますが、かいつまんでちょっと教えましょう。

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英語学習の基本は英単語!逃げようがない?

私も学習塾のパート講師として、中高生を何人も見てきましたが、まずまちがいなく誰も彼もが英単語を覚えるのが苦手。
そして嫌いです。

だから、もしかするとですがこの記事をご覧の方たちも、失礼ながら同じような悩みをお持ちの方が多いかも知れません。
あるいはもしかしたらですが、現在中高生で、英語が伸び悩んでいたり苦手だったりする、そういう方たちも閲覧しているかも知れませんね。

でも結局のところ、覚え方のコツさえ知ってしまうと、英単語はスルスルと覚えていけます。
それもさほど苦にならない労力しか要求されない、そういう覚え方があるのです。

そしてもしもそういう覚え方をすれば、自身の英語力全体がパワーアップするはずです。
単語力だけでなく、そこから端を発する形で、長文読解力もしかりです。
この辺の細かいことは自著に書いてみています。

私の本『国産ニッポン英語 それでもTOEIC900点!』が発売されました!


それを今回はちょっとおさらいしている感じになるかも知れませんが、自著とは違う解説方法もまじえているつもりです。
ですので宣伝になってしまうのですが、自著と一緒にこちらの記事内容を確認して頂ければよりハッキリご理解が進むのではないかと思います。

ただ、「覚え方のコツ」?
というとなんだかややこしそうに聞こえます。
確かにちょっとややこしいかも知れません。

でも、英語力を高めようとするなら英単語からは逃げようがありません。
特に日本国内で、大学入試や英検などに立ち向かうとなると、英語力の問題は避けて通れなくなります。
これも真理のはずなのです。

ということで、私が主張する英単語の覚え方のコツというものを3つのポイントに絞って以下に説明してみましょう。

《1》「理解した」と「覚えた」を混同しないこと

初見の英単語とか、意味を忘れてしまった英単語などを目にして、その意味を知ろうとすれば辞書などやパソコン上で検索して調べるのが普通です。
英語の堪能な友人などがそばにいれば、彼や彼女に聞いてみる、というのもありますね。

そしてその結果、意味がわかります。
つまりザックリ言って、これでその英単語を「理解した」ことになります。

二冊目のKindle本『国産ニッポン英語 それでもTOEIC900点! 2』が発売されました!

ですが問題は、だからといってその英単語を「覚えた」ということにはならないということ。
放っておけばやがてまた忘れることになります。
特に何らかのやり方で覚える作業をしておかないと、忘れるスピードは速まるはずです。

英単語というのは英文を校正する最小の単位ですし、それだけ短くて小さいため、意味がわかればそれだけで満足してしまうことも多くなります。
「満足してしまう」とは、要するにその単語を「覚えた気になる」ということ。
「意味がわかった」が「覚えた」とイコールになりやすいのです。

特に英単語のような極めて短い意味のカタマリでは、そう思えてくるでしょう。

でも、確かにそういうケースもないわけではありません。
特にそんな単語が一つ二つくらいのごく少数だったら、理解できた時点で覚えていられることもあるでしょう。

ですが大学入試などのように、何千というケタの単語を覚えなくてはならなくなるとどうでしょうか?
不可能ですよね。

だからあくまでも英単語を覚えるには、「理解する」行為だけではなく、何らかの方法で「覚える」作業が必ず必要になります。
ですので、これをまず出発点として確認して頂きたいのです。

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《2》どのくらい覚えたかを絶えずチェック

ただ、英単語の覚え方にしてもいろいろなパターンがあると言えるかも知れません。
問題なのはその覚え方が効率的なのか、そうでないのか?
ひとえにこの点にあります。

もちろん英単語を覚えるには、最も効率的な覚え方を知って、それを実行する必要があります。

ここでどのような覚え方が効率的なのか?そのポイントの一つを言いますと、

自分がどのくらい覚えたのか、それを絶えずチェックできるかどうか?

ということです。

反対に、効率的ではない覚え方をしていると、その覚える作業だけで大変な労力が必要になる場合が多いものです。
その結果、自分がどのくらいまで覚えられたのかをチェックするヒマがなくなります。

また、ヒマがあったとしても、
「これだけキツい目に遭って覚える作業をやったんだから、そのチェックなんかムリ!」
となる場合も少なくありません。
覚える労力がキツすぎたため、自分がどのくらい覚えたかチェックするのが怖くなるからです。

だからここでぜひとも注意を喚起しておきます。
自分がどのくらい覚えられたのか、それをチェックしたりテストしてみたりするのがどうしても怖い、そこまで手が回らないというような覚え方をしているというなら、それは明らかに間違った覚え方です。

この現象は、不効率な覚え方をしている人たちに多くなりますし、そういう人たちはけっこう生真面目な姿勢の人も多いですね。
ですがそのため、いざチェック作業をしたりすると、思わぬ成績の悪さに遭遇することも少なくないようです。
その結果、心が折れたり嫌気がさしたりして、覚える作業から身を引く結果にもなります。

ですから話は戻りますが、自分で実行している「英単語を覚える作業」というものが効率的なのかそうでないか、それを確認するためにもチェック作業というのはゼッタイに欠かせてはいけません。
そのチェック作業がすんなり進められるなら、覚える作業は一応良い方法ということができますし、逆にチェック作業がウンザリするような印象を持ったとしたら、覚え方を今一度考え直してみる必要があります。

だからチェック作業を避けることはゼッタイにNGと押さえておいてください。

《3》最低「いつ確認しても8割正解」になるまで「日を変えて」繰り返す

3番目のコツとして、英単語を覚えようとすれば、特に生真面目な方だったら100%覚えようとするかも知れません。
つまり、30個の英単語を覚えようとする場合、1個のミスもなくすべての英単語を覚えようとする方も多いと思います。
また、人によってはいざ覚えようとすると、それらを一日のうちに全部覚えようとがんばるかも知れません。

私の経験上からも言いますが、これは二つとも明らかに間違いです。
まず第一の理由として、一日のうちにそんなに完璧に覚えようとすればするほど心に重荷を背負い込むことになります。
これは言ってみれば試験対策用の「一夜漬け」で、知っている方も多いと思いますが、がんばってわずか一日程度でそんなにたくさん覚えたとしてもすぐに忘れやすくなります。
これは私の経験上、覚える量が多いほど不完全さが増していきます。

その結果、非常に労多くして益も少なくなるわけで、挙げ句の果ては
「何で自分はこんなにがんばって英単語を覚えたのに、成績が悪いままなんだろう?」
と、答えの見えない自問が絶えなくなるのです。そしてこの結果、こういう英単語の覚え方を続けていると必ずといってよいほど英語、というか英単語が嫌いになります。

語学春秋社の英単語の合格水準(Cコース) 山口俊二著」。
私が英語学習をスタートして始めて使ったのがこの単語集です。今はもう絶版になってしまい、●mazonでものすごい高値で古本が現在販売中のようですね爆 
内容はとにかく大学入試単語集の中でも最高レベルで、言ってみれば旺文社「英単語ターゲット1900」の難しどころの単語ばかりを集めて凝縮し、その上にターゲットにもないような単語も出てくるみたいでした。
20年以上前に神保町の三省堂で購入し、当時は英検準一級対策として図書館に通い詰めては使っていました。


じゃあどうすれば良いのか?
といわれれば、回答は非常に簡単です。
つまり、上記の2つの作業の反対をやること、こうなります。

まず一日で一挙に多くの英単語を覚えようとはせず、最初は4割~6割程度を覚える努力をしてください。
あるていどは覚えてきた、でもこれ以上はシンド過ぎるというならそこでやめてしまってください。
4割どころか3割、2割でもキツければ、それでストップでもかまいません。
(ただその際には、一気に覚える量自体が多過ぎて余計にキツいかどうかを考え直してみる必要があるでしょう)

そして次の日、同じ英単語を覚え直していくのです。
さらにまた次の日、同じ作業を繰り返してみます。
このようにして、以下同様に、一発で8割を正解できるようになるまで日を変えて繰り返します。

そうすると必ず気づきますが、初回ではなかなか覚えきれなかった英単語が、日を変えて回数を重ねるにつれ、自然にそして楽に覚える作業がはかどるはずです。

日を変えて覚え直す、この「日を変えて」というのがミソで、初回で覚えきれなかったとはいえ、潜在意識的にはそれでもうっすらと記憶の引っかかりはできているはずなのです。
このためにも、特に初回あたりはなるだけ日を開けずに繰り返して下さい。

その引っかかりが完全に消滅しないで、まだ鮮明に残っているうち、つまりそれが「次の日」というワケなのですが、このようにして何日も繰り返していくとかなり楽に覚えていけるようになります。
わずか一日のうちに辛い思いでゴリゴリ覚えようとしなくとも、それこそ「いつの間にか」「自然に」覚えていた、そういう経験に出会うはずです。

そしてこれに合わせて言いますと、100%完璧に覚えることを狙わないことです。
たとえ上の様な日を変えて覚えようとしているときであっても、です。
そうではなく、8割正解。
これは、8割が覚える作業のキツさと効率性の綱引きの上で、最良の割合と考えられるからです。
そして、自分でどのくらい覚えているか、いつどこをチェックしたりテストしても8割正解を目指してみてください。

「100%を狙う」のはあくまでも指標レベル。
目標としてだけ置いておくのです。
その中で、いつでもどこでも当面は
「一発のチェックで8割正解できれば良い。それができたら先に進む」
と考えてください。
上のやり方で何度となく繰り返していくうちに、一発チェックで8割正解は実現できますし、さらにそれを繰り返し続ければ、放っておいても100%近い正解率が実現できます。

英単語は「覚える」けれどすぐ忘れる?

ということで、今回の英語のテーマとして英単語の覚え方についてざっとお伝えしてみました。
あえて私は覚え方のコツなどと興味をかき立てるような表現を使いましたが、その理由として、私が塾講師として多くの中高生の英単語の覚え方を見てきた結果、
「これを知れば少しでも英単語を覚える苦しみが和らいで、むしろ楽しくなるかも知れない」
という期待を持ったがためです。

実際、学習塾でもこういった覚え方を生徒さんたちに伝授していましたし、そしてその通りに実行してくれた生徒さんは確かに英単語力が伸びるのです。
そして蛇足になりますが、そういう風にして英語の成績が上がった場合、中には
「私、先生のお陰で英語が好きになったんだよ」
と言ってくれる生徒さんもいて、そのときはやっぱり至福の瞬間でした。

こういういきさつから、知らない人たちのためにも多少ともセンセーショナルな表現の方が良いかも知れないと思ったためでもあります。

「英単語の合格水準(Cコース)」は私も相当な回数を踏んでマスターしました。
上の画像はその末尾ですが、右のページに一周するごとに毎回の日付を記入しています。
日本語の意味から逆に英単語のスペルを記憶する作業を含め、総計で34回繰り返しましたが、記事本文でも触れているとおり、回が進むにつれて作業のスピードもアップしていき、最終的には確か3時間程度で一周していたと思います。


私自身、小中高校、あるいは大学と長いスパンの中で、英単語どころか勉強が大の苦手でしたし、それが実はある時、ある人に聞いて覚え方のコツを知ることができたため、それを自分なりに整理してみたのでシェアするのが多少は世のためかも?
という気概がありました爆

英単語の覚え方にもいろいろな方法があったり、他にもコツがあるかも知れませんし、実際ネット上や動画サイトでは、そういう種類の情報が無数と言えるくらいに出てきます。
当然そこには真偽や誇張の問題もあったりするでしょうし、逆に確かにツボを射ている内容も有るかも知れません。

ですが一番肝心なのは、自分でやってみて
「確かにこれは行ける!」
「楽だこれなら続けられる!」
「どんどん覚えられて楽しいくらい」
みたいに感じられるかどうかが重要なポイントのはずです。

そのためにも、とにかく基本的に自分で学習がキツすぎたり全然効率的ではない、成績がいつまでも伸びず「これって変じゃない?」と思ったら、私の様にいろいろと探る努力も常に忘れないこと。
これをぜひおすすめしたいです。

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