ここ2、3年というもの、私は玄米を食べています。
なぜ玄米を食べ始めたのか、というと、いろいろネットや書籍で調べた結果、白米よりもいろいろな健康上の効果が大きいと言うことです。

そして思いもかけなかったのですが、ダイエットにもものすごく効果が上がっています。
個人的な感想としてですが、玄米の食事を取り入れて以来、そういう健康上の効果、そして同時にダイエットの効果も確かにある。
それが玄米だと思います。

私は女性じゃないので、ダイエットについてはあまり詳しくありませんが、それでも男性でも女性でも玄米は絶対に白米より健康上の効果もあると感じています。

その何よりの証拠が、実は毎年受診している特定健診の結果。
これがすごくよい成績になってきているのです！
そして同時に、ダイエットの効果と合わせて、いろいろと健康上気をつけるべきことに目を向けるきっかけにもなっています。

最初にお断りしておきますが、あくまでも個人的な経験上でしか話せません。
そして玄米だけがそういう健康上でプラスに働いているわけではないと思いますが、何かのお役に立つのではないかと思って、記事にしてみました。

自分自身も栄養士も驚き！？玄米の健康・ダイエット効果とは

まずはとにかく、私が白米から玄米に食事を切り替えて以降の健康、そしてダイエットの効果がどんなものか？
それを早速お伝えします。

まず、私が白米から玄米に主食を変えたのは2、3年前からのことです。
もっとも、三食毎回を白米から玄米に切り替えたわけではなく、朝はトースト、そして外食ならそれなりにけっこうたくさん食べていたと思いますが、特に外食は頻繁にする方ではなく、多くても週一くらいを今に至るまでキープしています。

それまで私の体重は80㎏を軽くオーバーしており、食事の仕方はおかずであれご飯であれ、満腹にならなければ気のすまない人間でした。
食欲に任せて食べられるだけ食べていた、そんな風に健康面では野放図でやってきたわけです。

ところがそんな食生活を続けていた結果。
4年前の初夏に受けた特定健康診断で、中性脂肪値がなんと600間近の「真っ赤っか」状態になっていました。

その2年前は400越え、1年前も350を越えるなど、なんともかんとも薄気味悪い状態でしたが、さすがにここまで来ると動脈硬化から始まる成人病が目の前にちらつき、

「これはヤバい！」

と思ったわけです。
そしてそのときから一念発起し、ネット検索や書籍などの知識をいろいろ探ってみて、次のことを実践してみました。

つまりそれが、白米から玄米に切り替えること。
そして、なるだけ今までの大食をやめて小食を目指したわけです。

それを3ヶ月ほど継続してみた後、同じ年の秋に受けた市の中間検診ではなんと、

体重が10㎏以上減量に成功。
中性脂肪値は120を切る。

という好成績になっています。

特に中性脂肪値は、それまで何年にもわたって300だの400だのという数値ばかりでしたので、100台前半というのはまず初めての経験でした。

なお、中間検診の結果報告をしてくれた市の職員は、このとき偶然にも私が以前学習塾で教えていた女の子が担当していました。
これが後々エピソードとして笑ってしまいますが、その彼女も私の検診結果を見て「すごい！」と言ってくれたのを覚えています。
私自身も驚いていましたし、薬学部を出た彼女にそう褒められたので、けっこう得意になっていました。

ダイエットは健康増進の効果も確かにある！玄米の食事は一つの手っ取り早い方法？

ここでぜひ押さえておいてもらいたい点があります。
女性にとっては、よく

「ダイエット＝美容」

ととらえることが多いと思いますが、ダイエットの効果というのは、実のところ健康維持、増進にも大いに役立っているらしいですね。
私も医学的なことについては素人で、自分の経験談を元にしてこの記事を書いているにすぎないのですが、それでもダイエットというのがこうして男性にも同じように健康によい効果をもたらしてくれる、というのも真実だと思います。

そして、そのようなダイエットをなるだけ簡単に経験し、また維持できるのは、やっぱり一つには玄米に切り替えた食事の効果が大きいんじゃないかと思うのです。

玄米なら白米ほどたくさん食べる必要なし！？

なぜ玄米がこういうダイエット効果につながりやすいと言えるのか？
もちろん私のこういう検診結果というのは、元々高止まりしていた中性脂肪値にゾッとなった結果、

「なんとかしてやせなきゃならない」

という義務感があったのも事実です。
ですが多くの方たちも、そして私自身も経験があるように、やせたいと思ってもなかなかやせられない、食欲に負けてしまうのが人情といえます。

ですが、白米から玄米に変えてみたことで、気づいたことがありました。
それはよく耳にするとおり、玄米は白米よりも消化の面で難点がある、ということです。

私も玄米を食べ初めの頃は、白米と同じような食べ方をしていてお腹に負担がきたものでした。

ですが、それでも玄米を食べ続けているうちに

一口一口を少なめに食べるように努力する。

そして、これもよく言われるとおり、玄米なら白米よりも遙かに多くの栄養素、ビタミンやミネラルが豊富なので、そんなに多く食べる必要もない。

ということで、徹底的に毎食のお米（つまり玄米）の量を減らしてみたんですね。
量にして、せいぜい180g、コンビニおにぎり2個分に絞りました。
そして、あまり意識していませんでしたが、それに合わせておかずの量も以前より少なくなっていったと思います。

あるご住職から言われた「空腹は僧侶の修行の第一歩」！

変な話ですが、こう決めたはよいけれど、それまでの自分の食生活を考えると、初めのうちには

おにぎり2個分しかご飯を食べないのでは、そのうち栄養失調で逆に病気になるんじゃないだろうか？

とか不安にもなりました。
何しろそれまでは、基本的に満腹になるまで食べなければ気がすまなかったので、こういう風に考えてしまったわけですね。
実際に、こうした小食を開始してからしばらくの間は、就寝中や日中に空腹感を覚えることもよくあったのです。

ですが、結論から言いますと、この空腹感を乗り越えることが一つのダイエット成功への秘訣だったようですね。

実際、私の知人だった近所のお寺のご住職からは、
「空腹感というのは、僧侶の修行の第一歩です」
とも言われていました。

また、いろいろネットや本などで情報を得ていくうちに、結局のところ人間はどうやら小食で痩せている方が健康にはよいようです。

あくまでも私自身の経験から言いますと。
玄米を食べ慣れていると、少しずつ食べていくクセが身につきます。
し、その分どかっと大食いをしなくなるようですし、それが結局は小食に結びついて行くみたいですね。
そしてその結果、ダイエットから健康増進への効果があるように思います。

現在は？さらに小食で中性脂肪値が「二ケタ」に

ということで、玄米に切り替えた経験を元に、ダイエットや健康維持についての効果をお伝えしてみました。

その後、ややリバウンドもありましたが、それでも玄米を中心に小食を維持し続けていることで健康維持・増進の効果がわかったため、さらにダイエットを目指して小食になっている、それが今の私の現状です。

具体的には、（炊いた後の）玄米の量を今までの半分、つまり100g弱程度に落とし、肉食もなるだけ毎日ではなく、一日おき程度にしたり、海藻や椎茸等を多くとるようにしてみています。

その結果、先日受けた特定健診では、中性脂肪値がなんと「90」。
今まで目にしたくともできなかった、二ケタの数値が現れています。

そして体重は、20台前半から今までに至るまでうち、最も軽くなっていました。
さらに尿酸値も、それまで数年間は基準値を上回っていて危機感があったのですが、今回はめでたく基準値内に収まりました。

そしてもちろんですが、検診結果報告をしてくれた市の職員の女性も満面笑顔でびっくり喜んでもらえてます。

玄米は食べ慣れると空腹感が辛くない？

玄米は食べ慣れてしまうと、そんなにおかずは多くいらないし、効果もてきめんといってよいのではないでしょうか。
そしてあと、空腹感というのをうまく乗り越えることがダイエットというか、健康維持の秘訣のように思います。

そして、ついでに私の経験から言いますと、玄米は最初こそ空腹感を呼びますが、慣れると不思議とさほどの空腹感を感じないようになってくるようです。
おそらく白米も同じかもしれませんが、玄米の方が栄養がぎゅうぎゅうに詰まっているため、結局は体の方から「これでたくさん」みたいな信号が出てくるのかもしれません。

なお、人間は加齢に連れて、余分に摂取した栄養素がなかなか体外に排出されなくなり、それが体内に蓄積されていく結果、悪さをはじめて糖になり中性脂肪になる、そしてそれが結局は動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などという大病を引き起こす原因だという話を聞いたことがあります。

繰り返しますが私はあくまでも医学的なことについては素人同然なので、正確な情報はぜひ医師や薬剤師など医学関係者に訪ねていただきたいのですが、だとしたら玄米のような栄養価のバランスの取れた食事をとりながら、同時に余分な栄養素を蓄積しないように小食を維持することが一つの健康の秘訣だと思うのですが、いかがなものでしょうか。