洋紀Hiromichiの部屋

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すまし汁断食(甲田式)7日間!その効果と体験してわかったこと

断食が静かなブームです。
歌舞伎役者の市川海老蔵さんも三日間、水しか取らない断食を完遂して、5㎏以上の激やせをブログで報告していたりしますね。

現在、断食の効果は確かに医師など医療の専門家も認めています。
一昔前までは医療の専門家たちがソッポを向いていたらしい断食ですが、今や専門家による本や動画もたくさんありますし、中には医師自身で断食道場を開いたりしています。
それだけ断食というものがダイエットも含めて、健康の改善や増進にも効果があることが専門家の目にも明らかになっている、ハッキリと判明している、ということでしょう。

もちろん断食も長期間になるほど危険も伴うので気軽におすすめできませんが、それでも私自身、専門家の本をよく読んで参考にしながら、細心の注意を払って断食を続けています。

今回は断食の中でもっとも有名なものの一つ、甲田光雄医師(故人)の開発した「すまし汁」を使った断食に挑戦。

ほぼ7日間をいわゆるすまし汁、それに「柿の葉茶」のみを摂る断食、つまり「すまし汁断食」を今回行ってみました。

繰り返しますが断食も3日を越える場合、専門家による適切な指導が必要ということで、決して自己流の断食はオススメしません。
今回はご参考までにということでその効果とともに、体験してみて自分なりにわかったことをお伝えしてみたいと思います。

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すまし汁の作り方

「すまし汁もググるといろいろな種類がありますが、今回はその中でももっとも有名で権威があり、また信頼性も高いという甲田光雄医師監修のレシピ(!)になります。
そんなわけで、断食用のすまし汁の作り方をさっそくご紹介。
その後で実際に7日かけてやってみた体験を語ってみます。

まず材料。以下の通りです。

  • 干し椎茸 10g
  • 昆布 10g
  • 黒砂糖 30g
  • 醤油 30g(約30cc)
  • 水 3合(540cc,540g)

これが1回分で、これを昼と夜の2回摂ります。
作り方は以下の通りです。

  1. 3合の水に干し椎茸と昆布を10gずつ入れる
  2. これを適当な容器に入れて冷蔵庫で4、5時間放置
  3. その後これを鍋に移して煮立てる。
  4. 沸騰させてだし汁ができたら干し椎茸と昆布を取り出す
  5. 黒砂糖30g、醤油30gを加えて出来上がり。

なお、私は上記を2回分一気につくりました。
こうすると手間が省けると思ったので。
つまり上記の分量を2倍にして、前の晩に干し椎茸と昆布20gを6合(1080cc)の水につけて冷蔵庫に置き、明くる午前中にそのうち半分を煮立てて摂り、残りを夕方に摂っています。

すまし汁

実は初回、すまし汁の分量を間違えて多めにしてしまいました。
慣れないうちは計量カップなどでキッチリ量りながらか、1日2回分を一度につくらずに毎回つくることをオススメします。


そして他には「柿の葉茶」。
これはビタミンCの補給を兼ねての水分補給です。
ビタミンCは体内では生成できないそうで、外から取り入れる必要があります。

そこで柿の葉茶、ということですね。
甲田光雄医師の「すまし汁断食」法で採用されている柿の葉茶には、ビタミンCが豊富に含まれていて、それが断食時のビタミンC補給にうってつけだということです。


この柿の葉茶は、通販でも市販でも今ではパック入りのものが販売されていて、作り方も非常にカンタン。
ホンモノの柿の葉からつくる手間もかかりません。

私も通販で手頃な品を買い求め、あとは煎じて指定された量を飲むだけだったのでカンタンでした。

お腹の緩い人にとってすまし汁断食は鬼門?

それで、実際にやって無事に終了していますが、やってみてわかったことを書き連ねてみます。

なお、今回の断食では、7日間のうち大方は上の通り「すまし汁断食」になりましたが、最初の2日程度は、実のところ午前中、夕方二回のすまし汁のうち、 午前中については断食施設「ヒポクラティック・サナトリウム」を伊豆で開設されている石原結實医師の提唱する「にんじんとリンゴの『ジュース断食』」を利用していました。

その理由は、私はいつもこのにんじんとリンゴのジュースを飲んで一日一食の生活をしてますが、今回の断食の開始予定日を過ぎた時点で手元にまだにんじんとリンゴが残ってしまっていたためです。笑

すまし汁断食で7日間通せばよかったかも知れませんが、そうすると7日経った後ではにんじんとリンゴが傷んでしまい、「損かな?」と思って手元ににんじんジュースがなくなるまで口にしました。
その結果、最初の2日間は、午前中ににんじんジュースを飲んでいたことになりますので、純粋には「すまし汁断食」と言えないですし、前もってこの点はお伝えしておかなくてはなりません。

でも、後に書きますが、結果としてはかえってこれでよかったように思います。

ところがやってみたところ、ずいぶんお腹が緩くなりました。
要するに、下痢ですね。

最初にすまし汁3合を上に示したやり方でつくり、飲み干してみると、腹がずーんと重く感じるようになり、その後のべつ幕なしに「ゴロゴロ」なり始めます。

2度3度トイレに行った後でも変わらず、なおかつそれでも便意が来ました。
ただ普通の下痢とは違うようで、ガマンしようと思えばできるので幾分助かりましたが、それでもこういう状態がすまし汁を飲み続けている間は止むことがなかったため、結局用意していた「ミルマグ」は服用する必要がなくなってしまっています。

飲んだ経験はなかったのですが一応、甲田光雄医師監修の「すまし汁断食」を説明した本の中にはすまし汁断食と一緒に毎朝一定量を服用するように指示があったため、前もって買っておいたわけですが、結局のところ私の場合、すまし汁だけでお腹の状態やトイレの回数は「必要十分」なレベルになってしまっていました。

最初は私も失敗?すまし汁の「濃さ」

ただ、甲田医師監修の本をいろいろ確認してみるとわかってきたことですが、この「すまし汁断食」を行った場合、人によっては私の様にミルマグを服用しなくとも毎日トイレに何回も行く現象の起こる人というのはいるらしいですね。

そういう場合には、すまし汁の成分になっている醤油の量を加減することが求められるようです。
実際、「家庭でできる断食健康法 甲田光雄監修 創元社」の71ページにありますが、
醤油が緩下剤の役目をしてしまい、その結果としてミルマグを服用することなくトイレの回数が増える場合がある
ということ。

そしてそういう際には、毎回30ccの醤油の量を少し減らしていく必要がある、ということです。

私もこの情報を断食に入った後で知りましたが、他の甲田式断食関連の本では上の情報が書いてなかったため、知らずに断食に入った経緯があります。
ですので、お腹の具合が妙にヘンテコになってしまった最初のうちはずいぶん困惑しました。

そしてその後、毎回の醤油を「大さじ2杯分、30cc」から「大さじ1杯+小さじ1杯、22.5cc」に変更しています。

そうしたところ、前よりはお腹が持ってくれるようになりました。
私の様にお腹がすぐ緩くなる場合には醤油30ccという「普通の量」は鬼門というか、キツいようです。

もしかしたらもっと少量、半分くらいの15cc位でもいけるかも知れません。
というのも、上記の22.5ccでもまだ幾分ゆるめになりますし、実際これでもミルマグの出番はありませんでしたから。

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水断食(本断食)よりもずっと体が楽になる

ということで、初日あたりこそ少しにんじんジュースを代用してみていたものの、すまし汁断食を一週間ほどやってみた結果。

水断食(本断食)よりも体がずっと楽です。
上の通り、確かに私の場合に限ってはお腹が緩くなりすぎたりするトラブルもありましたが、断食の日数を重ねても水断食ほどには体のフラフラがキツくはならなかったです。

そしてよくいわれることですが、 こうしたすまし汁断食、そしてその間に摂取する柿の葉茶のお陰で断食中でも必要最低限の栄養補給はできます。

ですので、断食中でも何かの仕事や所用があって体を平常と同じように動かしたりする必要がある時などには、水断食よりもすまし汁断食はオススメしたいです。

もちろんあくまでも

自宅で自分で安全に断食を実施できる「日数」の範囲内

でのこととなります。
コレもよくいわれますが、
おおよそ3日程度の断食なら自宅で行ってみてもOK。
ということですね。

すまし汁をつくるのがややこしい?醤油などの量を加減する必要も

ということで、今回初めてすまし汁断食をトライして完遂しました。

そして、それでわかったこととしては上のとおりですが、他に感じたこととしては
「すまし汁を作るのがちょっとややこしい。」
というのが一つです。

まず第一に干し椎茸と昆布を用意しなくてはなりません。
干し椎茸ですが、こちらは比較的簡単に入手できます。
最寄りのスーパーへ行って真空パックの干し椎茸を買うだけです。

ですがが、昆布の方は今回通販でまとめ買いしています。


乾燥昆布はスーパーでも目にしますが、今回の断食のように普通に水分を含む昆布だと、おいそれとは見つからず、しかも通販でもけっこう値が張りました。
もちろん乾燥昆布でもそれを水に戻して使えば大丈夫と思いますが、その手間もややこしそうでしたので今回はスルー。

ただ、こういう断食自体を頻繁に行うわけでもないと思うので、その際の手間をメンドがる必要もないのかも知れませんし、このあたりは人それぞれではないかと思います。

後はやっぱり上にも書きました、自分のお腹の案配に合わせて醤油その他の量を適量にしていく必要があるということですね。

そいういわけで、あくまでも自分にとってのこととして、ディスる部分がないわけではありませんが、あったとしても水断食と比較してのことになります。

また逆にすまし汁断食のメリットはたくさんあります。
体が楽ですし、断食中の栄養補給も最低限はできます。

また、よくいわれることとして、宿便が水断食よりもずっと出やすいということです。
水断食の場合では、断食が終わった後に宿便が出ると言いますが、すまし汁断食なら断食中に宿便が出るともいいますし、また甲田光雄医師監修の本などには、その量がそれこそ「バケツに一杯ほどの大量にもなるとあります。

ただ私の場合、繰り返しますが今回は自分のお腹の具合の問題もあって、そういう宿便があったかどうかと言う自覚はありませんでした。

後は効果。
普通の水断食7日間も経験していますが、それと同じほどには体が軽くなりますし、痩せるようですね。
甲田光雄医師も、この断食方法を利用して、多くの患者さんを助けた実績があります。

断食の仕方もいろいろありますから、こういうすまし汁断食をも選択肢に入れて、自分に一番合っているやり方を見つけ出せばよいのではないかと思います。

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