洋紀Hiromichiの部屋

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私の自転車事情 ミニベロ(2)「ブロンプトン C line」価格が鬼だった!?

新たにブロンプトン(BROMPTON)という自転車を買いました。
ブロンプトンというのは、イギリス生まれの折りたたみ式小径自転車、いわゆるミニベロの一種です。

ブロンプトン(BROMPTON)C-lineが滞在先で大活躍!
2024年に北海道旭川の旭山動物園を訪れた時にも使いました。


「C-line」という普及型でしたが、それでも正直言って価格がとても高い部類です。
本当になけなしの出費です。
ですが大きな長所として、他のミニベロよりも遙かにコンパクトに折りたたむことができます。
DAHONのSpeedFalcoを購入した後、もっと外出時の旅行先・滞在先に宅急便で運びやすい自転車はないか?
そう思っていたところ、このブロンプトン特有でもある折りたたみ時の超コンパクトさに惹かれて、初めて通販で買ってみました。

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三つ折りでコンパクト最強のミニベロ「ブロンプトン」

なぜDAHONのSpeedFalcoを購入した後、このブロンプトンを買い求めたのか?

ひとつにはそのブランドの高評価など、世評の良さもありましたが、何と言っても上で触れたとおり、この自転車の折りたたみ時が最強にコンパクトだということです。

ブロンプトンにはいくつかモデルの種類がありますが、基本的にすべて三つ折り。
ダホンやターンなど名だたるミニベロの有名ブランドが二つ折りなのに対し、まさしく驚異的なコンパクトさを実現しています。

ブロンプトンはハンドルの形状や変速の段数など様々なラインナップがありますが、すべての自転車の基板となるフレームの種類から4種類に分けられます。次の通りです。

  1. C Line(約25〜40万円) : ラインナップの一番下位のモデルで、クロモリフレームを採用。当記事では「普及型」と呼んでいます。
  2. P Line (約45〜60万円): フレームの一部にチタンを採用し、C Lineよりも車重を軽くしているモデル。
  3. T Line : (100万円超)徹底して車体全体を軽量化したモデルで、フレームやステムにチタンを使い、ハンドルカバーなどにカーボンを採用しています。
  4. この他、G Line(50万円超)という新しいラインナップが最近販売される予定になっています。上記三種類はあくまでもタイヤが16インチでしたが、G Lineは20インチとなっており、オフロード対応としてタイヤの強度が増している、折りたたんだままで路上を移動できるなどの長所が加わっています。

値段についてもご覧のとおり、ふつうに私たちの考えている折りたたみ式自転車とは思えないほどに高価です。
そのラインナップの順序として、上記のフレームだけの説明からもおおよそ予想できると思いますが、フレームのに高価で軽量な材質をより多く使われているほど高価になります。

このため私の購入したクロモリフレームのC Lineが最も安価です。
その上にP LineとG Lineがあり、頂点にT Lineが鎮座しているワケです。

値段だけを考えればロードバイクには300万400万の超高級車があります。
ですが小径のミニベロでここまで値の張るのはブロンプトンの特徴と言っても良いと思います。
米国製のミニベロで有名どころならダホンやターンがありますが、値段的にもほぼそれらと一線を画す相違があると感じます。

具体的には横折りプラス縦折りの、2カ所の折りたたみ仕様。
これによって非常にコンパクトになってくれます。
そしてタイヤは小径で、基本的には16インチ。
ミニベロの中でもより小さな部類に入ると思います。

こうした徹底した折りたたみ時のコンパクトさを目指しているのがブロンプトンの一大特徴となります。
ですが私にとってもこれが非常にありがたく、とりわけ外出して旅行先、滞在先で本当に役に立っています。

購入配達時のブロンプトン。ごらんの通り、折りたたまれたまま梱包材でしっかりガードされていました。ですが一目見ただけではどこがどうなっているのか分からず、
「全然組み立て方分からないんだけどどうすりゃいいの?」
「これ本当に自転車だろうか?」
とかとか、最初はさっぱり分かりませんでした笑


SpeedFalcoも優れた小径折りたたみ自転車で、旅先に宅配で送り届けることはできましたが、いかんせん二つ折りのミニベロなためスーツケースに収まるほどに小さくはならず、このため布製の輪行用バッグを利用するしか手がありませんでした。

なおDAHON SpeedFalcoについては下にご紹介の記事をご覧ください。
SpeedFalcoも当記事ではブロンプトンの比較対象として少々ディスっている気味もあって、自転車本体に申し訳ないのですが、人気車でもあり、もちろん素晴らしい長所もあります。

私の自転車事情 ミニベロ(1)折りたたみ小型「ダホンスピードファルコ」

■輪行用バッグがとうとうお陀仏!宅急便には向かない?■

これまでSpeedFalcoを滞在先で利用するために、折りたたんで輪行バッグに詰めて宅急便で送り届けていました。
ところが宅急便で送るたびにあちこちが切れたり破けたりして少なからず穴ができています。
その都度補修テープを使って穴を塞いでいましたが、とうとう3度目、宅急便で復路を輸送して自宅に届けてもらったところ、ファスナーが破損してぱっくり開いてしまい閉めることができなくなりました。

おまけに自転車本体の、ハンドルに取り付けている変速機のプラスチックカバーが割れて取れてしまっています。
かなり頑丈そうで厚めの輪行用バッグでしたが、それでもやはり配送に耐えられる代物ではなかったようで、こうした体験から、

輪行用バッグはあくまでも肩にかけるなどして人がじかに運ぶために使うもの

と理解しました。

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価格は鬼!?でも確かにその値打ちもあると思うけど

ただ、ブロンプトンは私たちが通常乗るような「ママチャリ」という呼び名で親しまれているシティサイクルとか、同じ折りたたみ式のミニベロでもホームセンターで売られているような安価な自転車と違って、価格帯はとてつもなく異なります。

それこそまさに「鬼」というほど高価です。

私が今回購入してみたブロンプトンは、車種として「C line」といういわば“普及タイプ”です。
しかしながらそれでも一台がほぼ30万円。
安売り価格で人気のホームセンターで売られているような自転車のほぼ10倍の値段となります。

もちろん以前購入したSpeedFalcoよりも高い!
SpeedFalcoも高いと言えば高いですが、ブロンプトンは下位となる“普及タイプ”のラインナップであっても、このざっと3倍です。

自宅の中で組み立て終わったブロンプトンです。
タイヤはSpeedFalcoの20インチよりも小径の16インチで、2カ所の折りたたみ箇所と併せて、限界にまでコンパクトに折りたため工夫が感じられます。
こんなこともあって、実のところ組み上がり後よりも折りたたんだ状態の方にアートのような洗練さを感じました。


しかしながらブロンプトンは公平に見てもその価値がある、と言えそうです。
何しろどの一台もイギリスのブロンプトン自社工場で、職人がフレームや各部品をすべて製造しています。
一台一台をハンドメイドで製造しているということですね。

このため品質もよく、通常の自転車よりも頑丈で長持ちするというのが通説になっています。
しかも先記のとおり、SpeedFalcoよりも一段コンパクトに折りたためて持ち運びも便利です。
もちろん乗り心地もよく、都市部でも郊外でも軽快な乗り心地を約束してくれます。

北海道の旭川に滞在した時、このブロンプトンを宅配便で持ち込み、市内を散策しています。
写真は就実の丘を訪れた時です。途中の上り坂が大変でしたが、6段変速のブロンプトンで最後まで頑張って上れました。


また、世界的にも人気な車種でもあり、多くのユーザーが存在しているためもあってかアクセサリ類も豊富です。
少々お高いですが専用のフロントバッグや工具などが日本国内でも販売されています。

ブロンプトン用としてキャリーケースもいくつか売っていたりしますから、それを購入できればSpeedFalcoのようにムリに輪行バッグに詰めて破損などの失敗を避けることもできます。

ということで、大枚はたいて買ってみたブロンプトンについて、語れる範囲でお伝えしてみました。

なお、余談ですが。
最近、Amazonなどで大型のキャリーケースを見つけてSpeedFalcoを分解したところ、ようやく収まりましたが、あくまでも分解して見た上でのこと。
タイヤとシートポストを本体から外して分解した後でやっとパッキングが成功したというオチです、

このため、ブロンプトンの収納性とはかなり隔たりを感じるというしかありません。
あくまでもSpeedFalcoは輪行バッグに詰めて、そして手ずから輪行が基本的な運び型、ということでしょう。
価格帯の差違として、やっぱりこのあたりブロンプトンの方に軍配かな、と感じてしまいます。
SpeedFalcoも個人的にはブロンプトンよりもタイヤの直径が大きいためもあってか、乗り心地がより良いと思うんですが。

ということで、最後にブロンプトンと比較に出されてしまった愛車・SpeedFalcoに精一杯のヨイショで締めくくりたいと思います。

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